●おもちゃブランド『木工房どんどこどん』のご紹介

もう10月になってしまいました・・・(ーー;)

今回は新しく取り扱いを開始したブランド、

『木工房どんどこどん』についてご紹介させていただきます。





どんどこどんはおもちゃ作家 宮﨑 昌洋さん のブランドです。

工房は茨城の山のふもとにあり、宮﨑さんは大自然に囲まれた工房の中で毎日作業されています。

宮﨑さんはIT業界や運送業界など、様々な経緯と偶然を経て木工の世界へ入った方で、お話した時にいろいろな体験談を聞かせていただきました。

その中には楽しいお話だけでなく、辛い体験のお話も・・・。

あくまでも私自身の考えですが、お話を聞いていくうち、他の作家さんと宮﨑さんのおもちゃでは込める思いの原点が違うと強く感じました。

それは『楽しさよりも癒やしを最大限に重視して生み出された』というところ。

どのおもちゃも精神的にも肉体的にも、そして大人子供も関係なく、少しでも癒やし・安らぎを感じられるようにとの思いが形にされています。

この思いが最も強く現れているのが最初に生み出された【木のおしゃぶり】シリーズです。

木材は国産ヒノキの中でも由緒ある銘木(本来は高級建材に使用されるクラスの木材)を厳選し、原木から木材への加工段階から宮﨑さん自身の手で行われています。

塗布されている亜麻仁油は、海外の400項目以上の厳しいテストをクリアした最もアレルゲン反応が少ないとされているものを大使館を通じて個人輸入し、さらに自身でパッチテストを行ったうえで使用されているそうです。

そして最後にミツロウワックスでツヤ出しと二段階で表面仕上げがされています。

木のおしゃぶりシリーズの販売を始めてから約20年、この製作工程は機械的な部分を除いて全く変わっていないとのことでした。

ここまでの手間をかけてまで安全に配慮するのは『自分と同じ辛い経験をしてほしくないから』と宮﨑さんはおっしゃっています。

ここまで安全性と心の癒やしに力を入れている作家さんはそうそういらっしゃらないでしょう。

内面的に惹かれるおもちゃをお探しの方には一押しの作家さんです!




さて、ここまでが木工房どんどこどん、そして宮﨑さんについてのご紹介となります。

ここからはおもちゃをご紹介していきましょう。

今回ご紹介しますおもちゃは国産ヒノキを中心に使用されたおもちゃです。



まずはご紹介でも登場しました【木のおしゃぶり】です。

形のバリエーションは三種類、すべて国産ヒノキを使用し、二段階の表面処理がされています。


木のおしゃぶり(星の形)

 

 【サイズ】
   縦82mm × 横75mm × 厚さ32mm
   
 【重さ】
   45g
   




木のおしゃぶり (月の形)
  


 【サイズ】
   縦93mm × 横36mm × 厚さ31mm

 【重さ】
   30





木のおしゃぶり (魚の形)



 【サイズ】 
    縦45mm × 横105mm × 厚さ29mm

 【重さ】
    20g





重さとサイズは形ごとの差が結構大きいです。

そして形にもご注目ください。

多少形がいびつであることに気づいた方、これは手作りだからというわけではありません。

今回のおしゃぶり三種類のデザインモチーフはすべて人の手の形を元にされているからなのです。

下に私の手と比較した写真も載せておきますね。


  


この形が手にすっぽりと収まる握り心地を生み出しています。

すべすべの触り心地は二段階仕上げの効果と、さらに何段階にも及ぶヤスリがけの効果です。

手作業のヤスリがけで角と合わせ目は極限まで削られ、意識して手探りしなければ見つけることができないほど!

このすべすべの触り心地、自然と手に収まる握り心地はなかなか出会うことができません。


また、おしゃぶりの中には木の球が入っていているので振るとカタカタと音もします。

控えめな優しい音ですが、ラトルのように使うこともできますよ(^ー^)

音源は今後、木のおしゃぶり商品ページとコラム【おもちゃの音を聞いてみよう!】に追加予定です。

 ※ 【おもちゃの音を聞いてみよう!】のページはこちら
  (http://www.tunagaru-klotz.net/hpgen/HPB/entries/43.html





では、次に【球転(たまてん)】をご紹介していきましょう。


こちらが【球転(たまてん)】です!

 
木のおしゃぶりほどの歴史はないですが、それでも10年以上前から作られているおもちゃで、
発売当時は製造が追いつかなくなるほど注文が殺到したそうです。

基本的な遊び方としては、



 ● 入れる

 ● 転がす

 ● 取り出す




この3つの遊び方。

どれも手の使い方として基本となる動かし方ですね。

複雑な形でもなく、入れる場所も一箇所。

木のおしゃぶりと同じく無塗装で二段階のオイル塗布された自然の木目を活かした見た目。

もちろん本体は細い支柱も含めてすべて国産ヒノキ。

木の球のみ白ブナ(国産)という木で作られています。

球のサイズも45mmあるので舐める時期の誤飲の心配にも配慮されています。


基本的な遊び方は上でご紹介した三種類ですが、もちろんそれだけでは終わりません。

発展系の遊び方として『本体ごと転がす』という遊び方があります。




本体が転がるように横向きに置き、中に球を入れて転がすとカラコロと音を響かせながら転がっていくというそのまま遊び方ですが、実はここにも宮﨑さんの工夫が隠されています!

この本体、よく見ると若干楕円形に作られているのです。

本体を転がした時、真円だとそのまま転がるだけですが、楕円形にすることで転がりに緩急がついて中で球が転がりやすくなっています。

また、中で球が転がることで少しの力で本体が転がりやすくなり、球の重さでブレーキの効果も同時に生まれるため、遠くまで転がりすぎないという相乗効果も生まれています。

『転がす』→『少し遠くで止まる』→『はいはいで追いかける』→『また転がす』

こういった遊び方がしやすいおもちゃ、ありそうでなかなか見つからないんです。



この球転、ぜひご家族みんなで楽しんでいただきたいです。

本体の中に球を入れて支柱に連続して当てるように転がすと、カラコロカラコロと音を響かせながらふんわりとヒノキの香りを楽しむことができます。





また、ヒノキの香りに癒やされるのと同時に赤ちゃんの気も引けるのでどんどん鳴らしてコミュニケーションのきっかけに活用してほしいです(^ー^)





以上でおもちゃのご紹介は全てとなります。

木工房どんどこどんのおもちゃは大人目線で見ると『ちょっと簡単すぎない? これで楽しいのかな?』と思われやすいおもちゃが多いです。

でも、それでいいのです。

私たちは成長する過程で様々な経験から様々な刺激を受けます。

その刺激は同じ強さではすぐ物足りなく感じるようになり、どんどんレベルの高い刺激を求めるようになってきます。

赤ちゃん向けのおもちゃというのは大人目線では物足りないというのは当たり前。

でも、赤ちゃんにとっては新しい刺激の宝庫なので安心してください。

最近は機能性豊かなおもちゃが多いので、刺激の強いものが増えてきました。

色を使うということもいい刺激になると思いますが、色ばかりに囲まれると赤ちゃんも疲れて飽きるのが早くなるかもしれません。

そんな時に、アクセントとしてちょっと心の落ち着くどんどこどんのおもちゃを触らせてあげると意外な反応が見れるかもしれませんよ? (^ー^)


大人の方でもツボ押し代わりにしたり、手触り・握り心地が気に入って購入される方も多いそうなので、疲れている方へ励ましのプレゼントにいかがでしょうか。

年代を問わず、いろいろな人におすすめできるおもちゃです。



 ◆ くろっつで取扱中の木工房どんどこどん商品一覧ページへ ◆
  https://www.tunagaru-klotz.net/SHOP/7879/133963/list.html










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コメント

  1. おしゃぶりは不思議な形と優しい色合いに癒されますね。
    ツボ押しとしても気になります(笑)

    返信削除
    返信
    1. お返事遅くなり申し訳ありません m(_ _;)m

      どんどこどんさんのおもちゃは感覚が最大の特徴なのですが、インターネットという環境では素晴らしさを最大限にお伝えできないのが非常に心苦しいです。

      まだブログではお知らせできていないのですが、東京の日本橋三井タワー内の店舗で実物展示と販売を行っております。次のブログでお伝えする予定ですので少々お待ちください。

      削除

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