● 木製玩具の修理

少し前のこと、

子供がペンでおもちゃにお絵かきをしてしまうというできごとがありました。

ペンは油性、色はブラックです。

今日はこれを元通りの状態に近づけてみましたというお話。




今回のお話の主役はこちらのおもちゃ。


おもちゃのこまーむ【Tuminy基本セット】
※リニューアル前の写真のため少々形が異なります。


荷台が空のトラックをバックで車庫入れして、そのまま前に発進すると荷物を積んだ状態で出てくるおもちゃ。

気に入ってくれる子供が多く、とっても受けの良いおもちゃのひとつです。

こちらに未来の芸術家(かもしれない)が手を加えてこのような作品となりました。





トラックには想像以上の作品ができあがっていましたが、それだけこのおもちゃを気に入ってくれたという証拠でもあります。

どのような形にせよ「興味を持ってくれた」という事実に変わりありませんからね(^ー^)

こちらとしましては興味を持ってくれたこと自体がありがたいことですから、むしろ大変嬉しい出来事といっても過言ではありません(笑)


※補足です。
親御さんからはすぐにお詫びのご連絡と買い取りのご提案を頂戴しておりますが、金銭の発生するようなことは全て丁重にお断りをさせていただきました。私からは「お子様を必要以上に叱るようなことをせず、帰ってきたこのおもちゃでまたたくさん遊ばせてあげてください」とお伝えして万事解決しております。





家庭内のおもちゃには結構あるあるなできごとだと思いますが、皆さんの家庭ではこのようなとき、どうしていますか?


プラスチックやシリコン製のおもちゃの場合は諦めてそのまま。

布製はとりあえず洗濯してみる。

木製はどうしていいかわからない。


想像の範疇ですが、もしかしたらこんな感じでしょうか?





そんなとき、家庭でも簡単にできるのが「表面を削る」という木製ならではの方法です。

プラスチックでもできますが、削り跡が非常に目立ち、最悪うまく遊べなくなることもあるのでおすすめはしません。

木製の場合、数種類の紙やすりさえ用意すれば、完全に消すことはできなくても目立たなくすることは可能です。

実際にやってみた結果がこちら。





いかがでしょうか。

よく見ないとわからないくらいまでには薄くできたと思います。

削るわけですから塗装も少々落ちてしまっていますが、この程度であれば全く問題ありません。

ちなみに今回使用した紙やすりの番手(目の粗さ)はこちら。
 ※数字が大きいほど目が細かくなります。


・P240番 → 車庫、トラックのタイヤなど無塗装部分

・P320番 → トラック、積荷


こんな感じ。

実際に挑戦する際には紙やすりと一緒に紙やすりの保持と平面を維持するために「当て木」を用意するのがおすすめです。

 ※今回は当て木を使用せず行っています。
  写真のおもちゃの仕上がりが微妙だなと思う方は当て木大事です!

また、一気に消そうとせず、最初は撫でるように、そして徐々に強さを上げながら、削っている面の状態に気をつけつつ慎重に進めていきましょう。

P180番など使うと早く薄くなりますが、その分多く削っているということなので調整が難しいですし、削りすぎると取り返しのつかないことになります。

十分にご注意の上、自己責任で行いましょう!!

無理せずメーカーや販売店に問い合わせるのも立派な修理方法の一つです。



ちなみに今回のTuminyは「なゆたカフェ 浦安」に遊べる展示として設置されております。

仕上がりにご興味のある方はじっくりとご覧になってみてください♪
 ※内容の変更により出ていないこともあります。


左上がTuminy(2018年2月21日現在)













おもちゃとつながるお店 くろっつ
URL: http://www.tunagaru-klotz.net/

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コメント

  1. 削るだけでここまで目立たなくなるなんて驚きです。
    また子どもたちからたくさん遊んでもらえるといいですね。

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    返信
    1. 正直私も驚いてます(笑)
      設置して少し経ちますが、以前と同様たくさんの子供達に遊ばれているようですよ(^ー^)

      削除

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